トウモロコシ南方さび病抵抗性遺伝子に緊密に連鎖するDNAマーカーの作出
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概要
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西南暖地で発生するトウモロコシ南方さび病に対して抵抗性を有する品種の早期育成を目指して,抵抗性の自殖系統1M-150が有する遺伝子座を解析した。感受性の自殖系統Mi44との交配で得られたF_2およびF_3世代において、圃場自然発病条件下の抵抗性および感受性の分離比は3:1であることから,IM-150が有する南方さび病に対する抵抗性は1つの優性主働遺伝子で制御されていることが示唆された。SSRマーカーとの連鎖解析および数値化した罹病程度のQTL解析によって南方さび病に対する抵抗性遺伝子は第10染色体の短腕の約38cMの領域に座乗することがわかった。またバルク法による新たな南方さび病に緊密に連鎖するAFLPマーカーの作製も行った。この領域の3つのSSRマーカーは南方さび病抵抗性のマーカー利用選抜に利用可能である。
- 2007-07-15
著者
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