コグニティブ無線ネットワークにおけるマルチホップアクセス経路の有効性解析(ネットワーク品質・制御)
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概要
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携帯電話,無線LANシステムなど無線システムの普及により,無線通信の利用の多様化が急速に進んできている.さらに,ユビキタスセンサネットワークにおいてZigBeeなどの無線システムの利用も予想される.このように,多様で異なる無線システムが混在する無線通信環境が構築されつつあり,また,この環境において多様なアプリケーションの利用が期待されている.以上のことから,有限である周波数資源のさらなる有効利用が求められおり,その技術として,無線通信環境に応じて,適応的に多様な無線システムを利用可能とするコグニティブ無線が提案されている.本論文では,コグニティブ無線ネットワークにおいて,基地局と端末との通信経路に加え,端末間のマルチホップ通信により新たに創出される通信経路を用いることにより,スループットを維持しつつ,遅延時間の削減を可能とするマルチホップアクセス経路の有効性を示す.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2007-07-15
著者
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山口 明
株式会社KDDI研究所
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山口 明
株式会社国際電気通信基礎技術研究所
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小花 貞夫
株式会社国際電気通信基礎技術研究所
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滝沢 泰久
株式会社国際電気通信基礎技術研究所 適応コミュニケーション研究所
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谷口 典之
株式会社国際電気通信基礎技術研究所適応コミュニケーション研究所
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谷口 典之
(株)国際電気通信基礎技術研究所適応コミュニケーション研究所
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滝沢 泰久
株式会社国際電気通信基礎技術研究所適応コミュニケーション研究所
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滝沢 泰久
関西大学
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山中 佐知子
ATRネットワーク情報学研究所
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山中 佐知子
株式会社国際電気通信基礎技術研究所
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