Virtual Histology IVUSを用いた頸動脈プラークの評価
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
頸動脈ステント留置術(CAS)を安全に行うには,頸動脈のプラーク性状を術前に正確に把握しておくことが重要である.プラーク性状の評価において,経体表エコー検査は非侵襲的で有用性は高いが,検査者による結果のばらつきや高位プラークの検査が難しいなど問題がある。今回われわれは,Virtual Histology IVUS^<TM> (VH-IVUS)を頸動脈狭窄症に応用し,その有用性を検討した.CAS10例にVH-IVUSを行い,プラーク性状を線維化(緑),線維脂質化(黄緑),石灰化(白),壊死(赤)の4種類の組織にカラーマッピングした.その結果,VH-IVUSはプラーク評価において再現性・客観性に優れた評価が可能な検査法と考えられた.
- 2007-07-20
著者
-
西村 康明
国立病院機構豊橋医療センター脳神経外科
-
玉川 紀之
独立行政法人 国立病院機構 豊橋医療センター 脳神経外科
-
酒井 秀樹
独立行政法人 国立病院機構 豊橋医療センター 脳神経外科
-
西村 康明
独立行政法人 国立病院機構 豊橋医療センター 脳神経外科
関連論文
- Virtual Histology IVUSを用いた頸動脈プラークの評価
- 脳梗塞の治療成績は施設の医師数により影響される
- 頸動脈ステント留置術における virtual histology IVUS を用いた頸動脈プラークと再狭窄病変の評価
- Gemcitabine化学療法中に髄膜癌腫症を来した膵癌の1例
- P-86 術中迅速診断にて脳圧挫細胞診が有用であったびまん性大細胞型B細胞性リンパ腫の一例(脳・頭頸部-(3),一般演題・示説,第45回 日本臨床細胞学会秋期大会)
- rt-PA静注療法における Prehospital Stroke Life Support(PSLS)/Immediate Stroke Life Support(ISLS) 導入による効果
- Occipital sinusのみにshunt pointを認めたdAVFの1例:解剖学的考察および治療戦略について
- 頸動脈ステント留置術後の再狭窄進行の予知:-virtual histology IVUSを用いた評価-