ラック型カッタによる齒車創成理論の一考察(創立50周年記念號)
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概要
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創成齒切カッタによる切り下げは齒車ポンプその他におけるように齒数が少くなると著しく表われ,齒本の細くなつた部分は相手方齒車の齒形とかみ合わない.従って切り下げは強度のみならずかみあい性能をも害する.だから切り下げの問題は洋の内外を問わず,早くから多くの人々によつて研究されている.最近ラック型カッタの刃先の丸みが切り下げにおよぼす影響が問題となり研究された.本論文は包絡線の考えからラック型カッタの刃先の丸みの切り下げにおよぼす影響を求めた.純幾何学的方法による太田章博の結果と一致している.方法が異なれば近似的処置もおのずから相異なり,両論文は互いに補足的関連にあると思う.なお本論文はラック型カッタによる齒切りの理論の一般をまとめるためにも役立つと思う.
- 一般社団法人日本機械学会の論文
- 1949-10-15
著者
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