工作精度に關する研究 : 加工残留應力について(創立50周年記念號)
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概要
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金属の削りにより品物の表面に残留する應力は品物の形状,寸法の精度の維持上なるべく小なることが望まれる.本研究は軟鋼をバイトあるいはフライスにより切削し,その表に残留する削り方向の應力を腐食法により測定し,削り條件がいかなる影響をもつかを檢討したものである.実驗の結果われわれはつぎの事実を認めた.1.最表面すなわち最大加工残留應力と應力の存在する層の厚みにほぼ一定の関係がある.2.切込および送りの最大加工残留應力におよぼす影響はおよそそれらが切削力におよぼす影響と等しい傾向をもつ.3.ある削り速度で加工残留應力は最大となる.4.ある刃物角度で加工残留應力は最小となる.
- 社団法人日本機械学会の論文
- 1949-10-15
著者
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