再生医療研究に利用可能な三次元培養皮膚モデル
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概要
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我々は,二種類のコラーゲンスポンジと二種類のヒト皮膚由来の正常細胞(真皮繊維芽細胞&表皮角化細胞)からなる新しい三次元培養皮膚モデル"Vitrolife-Skin^<TM>"を開発した.この培養皮膚モデルは,真皮層と角質層を含む表皮層の二層構造を有しており,実際の皮膚に類似した構造となっている.この培養皮膚モデルを用いて,皮膚刺激性や皮膚腐食性試験などの動物実験代替法の検討を行い,新たな被験物質作用方法の開発を行っている.また,この培養皮膚モデルを用いた皮膚組織再生のための臨床応用に向けた検討も行っている.本稿では,我々の培養皮膚モデルについて概説する.
- 日本再生歯科医学会の論文
- 2005-12-30
著者
-
鈴木 昌和
グンゼ株式会社京都研究所
-
森田 真一郎
グンゼ株式会社研究開発部
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鈴木 昌和
グンゼ株式会社研究開発センター
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鈴木 昌和
グンゼ株式会社 研究開発センター
-
森川 訓行
グンゼ株式会社 研究開発部
-
平 嗣良
グンゼ株式会社メディカル材料センター
-
森川 訓行
グンゼ株式会社研究開発センター
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諸田 勝保
グンゼ株式会社研究開発センター
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富畑 賢司
グンゼ株式会社研究開発センター
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高橋 佳丈
グンゼ株式会社研究開発センター
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森田 真一郎
グンゼ株式会社研究開発センター
-
平 嗣良
グンゼ株式会社研究開発センター
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鈴木 昌和
グンゼ株式会社 研究開発部 メディカル材料センター
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