エンタングルメント・エントロピーのホログラフィーを用いた幾何学的記述 : AdS/CFT対応からの視点(最近の研究から)
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概要
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エンタングルメント・エントロピーは,量子系の基底状態を特徴づける基本的な量で,物性理論では,量子多体系への応用が盛んに研究されている,一方,重力理論では,ブラックホールのエントロピーとの関連が20年前から指摘されていた.本稿では,場の理論のエンタングルメント・エントロピーが,一次元高いある空間(反ドシッター空間)中の極小曲面の面積と等しいことを指摘し,その応用について議論する.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 2007-06-05
著者
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