確率パターンマッチングによる顔検出器の性能向上の試み(画像信号処理及び一般)
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概要
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我々はこれまでにウェーブレット変換と確立パターンマッチングを組み合わせた顔検出器を提案し,カラー画像中の顔検出問題へ適用し,その性能評価を行ってきた.これまでは肌色情報を利用することを前提に検出率の向上を図ってきたが,色情報を使用できない場合における顔検出器の性能は評価されていなかった.そこで,基本的な条件の画像,すなわち顔画像のスケールが固定された正面顔のみが含まれる白黒画像に,これまで提案した顔検出器を適用し,その性能を調べた.また,検出性能を改善するための拡張を行った.その結果色情報を使用できない場合においても,顔検出器における標準的な手法であるViola-Jonesの手法とほぼ同程度の性能を持つ検出器を構成できた.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2007-04-19
著者
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