低消費電力化実現に適したパス設計方法の一検討(トラヒック,一般)

概要

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ルータの消費電力を削減する手段の1つとして、到着するトラヒック量に応じてルータの動作クロック数を変更する機能を実装する方法が存在する。この方法は、PCや組み込み装置などで使用されるプロセッサで実装されているDynamic Voltage Scaling機能をルータに追加することで実現できる。このようなルータの消費電力はトラヒック量の乗数倍に比例する。このため、特定のルータにトラヒックが集中する場合、トラヒックあたりの消費電力は増加する。このため、ルータの消費電力を削減する方法としてはルータあたりのトラヒック量を制御することが有効である。本稿ではルータあたりのトラヒック量を制御する技術として、ルータの到着トラヒック量や消費電力を考慮して、トラヒックフローの経路を計算するアルゴリズムと、計算結果にしたがってトラヒックフロー用のパスを配置するパス設計手法を提案する。提案手法を用いたときのネットワーク内に存在する全ルータの消費電力和をシミュレーションにより評価した。その結果、OSPFなどの従来のルーチングプロトコルを利用した時と比べ全ルータの消費電力和が削減されていることを確認した。
社団法人電子情報通信学会の論文
2007-04-12

低消費電力化実現に適したパス設計方法の一検討(トラヒック,一般)

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