Myxococcus xanthus におけるPirAとScdAタンパク質の機能解析
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概要
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我々はtwin-arginine タンパク質輸送(Tat)システムがM. xanthusにおいて生育や分化における重要なタンパク質をペリプラズマ画分に輸送していることを報告している.この研究ではTatシステムによって輸送されていると推定されたPirin (PirA)とShort-chain dehydrogenase (ScdA)タンパク質をコードしている遺伝子を破壊した変異株を用いてそれらのタンパク質の機能解析を行った.それらの変異株は非浸透圧あるいは浸透圧条件下でも正常な生育がみられ,また,飢餓による分化の誘導により,両変異株は正常な子実体を形成したが,scdA変異株において胞子数は野生株のそれより減少した.pirA変異株における胞子の発芽は非浸透圧あるいは浸透圧条件下において野生株と変化はみられなかった.
- 香川大学の論文
- 2007-02-28
著者
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