ナゾメータを用いた鼻音性評価法の試作(聴覚・音声・言語とその障害,一般)
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概要
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口蓋裂患者の開鼻声の程度や運動性構音障害患者の鼻音性過剰の判定に活用することを目的とし,ナゾメータを用いた日本語発話の鼻音性評価法の試作した.すなわし,中国地方方言話者である青年期男女の発話時の鼻音性をナゾメータを用いて測定し,平均値と標準偏差を求め,あわせて男女差および関西方言との方言差について検討した.その結果,(1)女性のnasalance平均値は男性より高い傾向にある,(2)中国地方の方言話者のnasalance平均値は,関西方言話者より高い,(3)中国地方の方言話者に関する先行研究と比較して,本研究のnasalance平均値がやや高いという結果を得た.
- 2007-03-20
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