<私>の生成を準備する場を考えていくための一考察 : "反復の時間"の主題化に向けて
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本考察は,日常と関わり深いと考えられる「反復の時間」にスポットをあて,「反復」をキーワードとした題材の可能性をめぐって考察をおこなうものである。本考察で明らかになった点は,「反復の時間」が芸術体験を準備しうる可能性を孕んだ時間として措定しうるという点であり,題材については,日常を再確認する次元のコレクションやキッチュを意識した題材展開と,既製のイメージ等の再検討に向かう実践展開の可能性等が考えられる。
- 美術科教育学会の論文
- 2007-03-31
著者
関連論文
- 美術教育のありかたをめぐる一考察 : 実践者に内在する教育の諸問題を通して
- 主体的に生活世界に関わるための美術教育をめぐって : デジタルカメラを用いて反復する短い映像作品を作る探究的実践を通して
- の生成を準備する場を考えていくための一考察 : "反復の時間"の主題化に向けて
- 私たちのありようから出発することをめぐって : 美術教育と子どものリアリティとの関わりに関する一考察
- 子どもたちの「経験」と表現を考えていくために : 「感受性」次元からの再出発をめざして
- 子どもたちの表現と「経験」をめぐって(II) : 経験が生成される次元としての「出来事」を中心とした一考察
- 子どもたちの表現と「経験」をめぐって(I) : 「意味制作」と「出来事」を中心とした一考察
- 私からはじまる表現 : 子どものありようと表現の今日的課題をめぐる一考察
- 美術教育における漫画の位置づけをめぐる一考察 : 中学校における日常の豊かさを見出させることを視野に入れた実践を通して
- メディアとの関わりを意識した中学校の絵画題材に関する一考察 : 題材「テレビのある風景」「テレビから見た風景」をめぐって
- 生徒の周辺を写真映像で作品化させる試み : 生徒は写真を通して何を表現するのか
- 今日の子どもの意識変容と美術教育の方向性と実践的可能性について : 児童・生徒の日常感覚をテーマとする実践への試み
- 美術教育の題材に関する考察 : 生徒が撮影した都市における場所を出発点に
- 「総合的な学習の時間」と美術教育 : 子どもの感性および学習をめぐる課題の考察を通して
- 中学生の生活と表現 : 生活を表現させた「新しい絵の会」と今日の生徒が撮影した写真の考察を通して