嚥下性肺炎の胸部X線像
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概要
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病歴上誤嚥が確実に認められた嚥下性肺炎の28例について,その胸部X線所見の検討を行った。陰影は片側であったものが53.6%に及んだが,両側に存在したものも46.8%あった。陰影の存在部位は患者の臥床位が参考になると考えられた。陰影の75.0%は滲出性,綿状,網状などのいわゆる浸潤影であったが,その他粒状影や結節影を示すものもあった。陰影の拡がりとしては,1側肺の半分以上を占めるものが85.7%に及んだ。嚥下性肺炎の胸部陰影としては上記のような特徴がみられたが,これが細菌性の肺炎と鑑別できる程のものではなかった。
- 長崎大学の論文
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