60歳の男性で,両肩や上肢のしびれや疼痛があり,微熱が認められた。血沈の亢進とCRP陽性を認め,リウマチ因子は陰性であったため,リウマチ性多発筋痛症を疑ってステロイド薬を投薬したところ,劇的な軽快をみた。頚椎椎間板症以外に併発疾患はなく,本症の典型例と考えられた。
長崎大学第二内科
栄和会 泉川病院