知的生産における理解度分析方法論 : 情報システム教育における認知モデルの変化
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概要
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情報システムとは、複雑な人間活動そのものである。言い換えれば、知的生産とも言える。このことから、情報システムを構築する技術者を対象とした教育の理解度を分析する方法は、知識量の有無を問うものでは測りしれない。理解力、分析力、システム思考力、論理思考力、判断力、抽象化能力などが考えられる。そのなかでも特に複数のステークホルダが複雑に絡み合い、お互いの立場、利害が対立する。すなわち価値観の違いに起因することが認識の齟齬を招く。このことから考えると情報システム構築に関して、関係者間においては、対象領域に対して共通の概念が形成されていることが必要不可欠である。概念形成の手法のひとつは対象を抽象化すること、すなわちモデル化することである。情報システム・エンジニア教育で、大切なもののひとつに重要な概念をいかに形成していくか、人が認知する過程に着目して解き明かしたいと考えている。本報告では、「キーコンセプトに対してキーワードを回答する方式」を試みた結果を考察する。今後の研究の方向として、認知モデルの変化を理解度と捉え、認知科学の手法を採用して進めていきたいと考えている。是非、ご教示をお願いしたい。
- 2007-02-16
著者
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