P2Pネットワークにおける木構造に基づく複製更新伝播法(データベースシステム,<特集>シームレスコンピューティングとその応用技術)

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概要

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近年の計算機の高性能化やネットワークインフラの発達により,Peer-to-Peer(P2P)ネットワークへの関心が高まっている.P2Pネットワークでは,検索効率やデータの可用性向上,負荷分散のためにデータを複製し,ネットワーク上の複数のピアに配置することが有効である.しかし,データに更新が発生した場合,複製を持つピアに対して,更新情報を通知する必要がある.本論文では,複製を持つピアからなるn分木の論理ネットワークを形成し,その木に沿って更新を伝播することにより,負荷分散と遅延減少を両立した複製更新伝播法を提案する.提案方式では,更新伝播木中の各ピアが,自身の先祖と子の情報を保持することにより,ピアの退出時などに木の再構成を行うことができる.
一般社団法人情報処理学会の論文
2007-02-15

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