セッション制御負荷分散方式と過負荷特性評価(オフィスアプリケーション,ネットワーキング,マネジメント,一般)
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概要
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災害輻輳に強いセッション制御負荷分散方式を提案する。この方式は、輻輳が発生したら規制するという従来の発想ではなく、全国からの災害地への一斉発呼の負荷を分散することによって、輻輳発生しにくい網をいかにして構成するかに着目した方式である。信号網と転送網でノードを共有しないというSIPを使ったVoIP網の特徴をこの方式は利用したものであり、SIPサーバ単体の使い方ではなく複数のSIPサーバを均一的に活用し、ネットワーク全体での処理能力を向上させる方式である。また、この方式は電話番号に基づいた単純なルーティングをも実現している。シミュレーションにより、提案方式が災害輻輳により平常時の負荷の何倍まで耐えられるのかを評価し従来方式とネットワーク全体で同じ設備量であっても例えば新潟であれば57倍の負荷まで耐えられることを示す。提案方式は従来方式よりも遅延が余分にかかってしまうが、その遅延についても評価し最悪の場合であっても十分耐えうる範囲であることを示す。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2007-01-11
著者
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