走査型文字入力におけるスイッチ操作タイミング特性の測定とその自動誤り訂正への応用(福祉と知能・情動・認知障害,福祉と音声処理,一般)

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概要

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ALSなどの重度肢体不自由者の意志伝達装置として,スキャン法に基づくコミュニケーション装置が広く利用されている.本報告では,以前提案したスキャン法における自動誤り訂正アルゴリズムを改良し,ユーザのスイッチ操作タイミング特性を利用することで性能を大きく改善できることをシミュレーション実験を通して示す.また,健常者11名およびALS患者1名に,提案するコミュニケーション装置を用いて指定した文章を入力させる実験を行った.その結果,健常者では平均して誤りの半数以上を修正できた.また,ALS患者では誤り訂正をしなかった場合に77.7%であった文字正解率を,誤り訂正によって97.7%にまで向上させることができた.
社団法人電子情報通信学会の論文
2007-01-18

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