土壌によるコロイド溶液の凝析およびイオンの吸着について
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概要
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地球環境の3大要素である,大気・水・土壌を環境教育の教材として導入する場合,それぞれを切り離して種々の項目を測定し場所毎の違いを比較したり,時間的な変化を追跡したりするのが通常である。しかし,本来はそれらの要素は相互に関連しあっているのだから,可能ならばその相互作用が実感できる教材が望ましい。そこで,土壌と水の相互作用の一例として,土壌起源のコロイド溶液の凝析と水溶液中のイオンの土壌による吸着現象を取り上げた。ともに普遍的な現象であるから土壌によって大きく異なることはないが,腐植土を含むか否かで有意な差も見られた。さらに,個々の現象を化学的に理解することは奥が深く困難な点も多いことがわかった。また,充分に教材として色々な利用が可能であることもわかった。
- 京都教育大学の論文
- 1993-03-31
著者
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