アサーションに関する研究
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概要
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本研究では,不登校やいじめ,友人関係の希薄化等の問題を打開する一つの方法として,アサーションに注目し,その概要を論述した。また,アサーション・トレーニングを実施した場合,対象者にどの程度の効果があったかを査定するための主張性尺度の必要性についても言及した。アサーション・トレーニングは,個々人の自己表現能力の向上につながり,学校適応のみならず,社会的自立を目指すのに有用であると考えられるが,これを実践する上では,年齢段階・性差・文化を考慮した主張性尺度の不足などの問題があるといえよう。今後,このような内容を考慮しながら標準化された尺度が構成されることなどによって,対象者各々に適合したアサーション・トレーニングを適用することができ,より一層,望ましい援助が可能になるであろう。
- 2003-03-31
著者
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