自然に近い太陽光採光システムの研究
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概要
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本学の西側ギャラリーの作品照光を目的として、自然に近い太陽光採光の検討を実施した。各種採光システムを調査した結果、誘導光の空中伝送スペースの確保が困難であることから、光ファイバーで誘導できるレンズ・光ファイバー方式を採用した。採光システムを設置して照射光を観察したところ、現状でも、十分に風情の感じられることが確認された。むしろ、設置する際、システムの取付け器具や付帯工事の部品が目立つため、周囲の建物と調和が取りにくい点に課題のあることが判明した。「採光システムの総コスト」は「システム本体価格+設置工事費」で決まるため、本体価格は上がるが設置工事費を下げることで、総コストが上昇しないデザインの検討を行った。その結果、取付け器具まで含めて採光システムをデザインすれば、美観を保ちながらも、安価に提供できる可能性のあることが明らかとなった。
- 静岡文化芸術大学の論文
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