女性は職業経歴と家族経歴をどう調整してきたか? : 子育て後に再就職するか家庭に留まるかをめぐって
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概要
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本稿では1995年SSM調査のデータを用いて、子育て後の女性の再就職のしかたとそれに影響を与える要因が、調査時点で50-60歳台、40歳台、30歳台の人でどう変化したかについて分析した。その結果、次のことがわかった。50-60歳台の女性においては、再就職のタイミング・再就職後の就業形態・再就職した女性の階層的背景において多様性が見られた。しかし40歳台の女性では、階層的地位によって再就職する/しないが分かれるという2極化が見られ、また再就職する人においては「末子が8歳前後」に「パートタイマー」として再就職するという画一的パターンが見られるようになった。最後に30歳台の人では、上記の画一的パターンが崩れ、夫の収入が少ない人やパートタイマー以外で再就職する人では、再就職の時期がより早期化している可能性が示唆された。
- 関西大学の論文
- 2005-10-31
著者
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