未破裂脳動脈瘤の治療適応の検討(<特集>未破裂脳動脈瘤)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
We investigated surgical indication and factors relating to risks of rupture in 274 consecutive patients with unruptured cerebral aneurysms. Of the total, 114 (41.6%) patients were surgically treated: 96 were treated with craniotomy, and 18 were treated with coil embolization. The incidence of cases undergoing surgical intervention tended to expand with the increase of their aneurysm size except for cases with large or giant aneurysms. In cases with small aneurysms less than 4mm, the presence of a familial history of subarachnoid hemorrhage, additional ruptured aneurysms, additional large aneurysms, posterior circulation aneurysms and intractable anxiety of patients were the reasons for surgical intervention. Nine of 17 (52.9%) cases with additional aneurysms suffering subarachnoid hemorrhage, 32 of 46 (69.6%) patients with a familial history of subarachnoid hemorrhage and 28 of 36 (77.8%) cases whose aneurysm had bleb formation underwent surgical intervention. Complete clipping was achieved in 94 of 96 (97.9%) cases treated with craniotomy, and a sufficient initial embolization rate of over 90% was obtained in all cases treated with coil embolization. Surgical complication affecting patients ADL was observed in only 1 of 119 (0.9%) treated cases, and consequent rupture of aneurysms occurred in 2 older patients during follow-up in 155 conservative cases. To decide surgical indication for unruptured cerebral aneurysms, it is important to consider factors related to risks of rupture.
- 日本脳卒中の外科学会の論文
- 2006-11-30
著者
-
大里 俊明
中村記念病院脳神経外科,脳卒中センター
-
佐々木 雄彦
中村記念病院脳神経外科
-
早瀬 一幸
中村記念病院 脳神経外科
-
佐々木 雄彦
中村記念病院 脳神経外科
-
佐々木 雄彦
中村記念病院
-
片岡 丈人
中村記念病院脳神経外科
-
瓢子 敏夫
中村記念病院脳神経外科
-
大里 俊明
中村記念病院 脳神経外科
-
瓢子 敏夫
中村記念病院脳卒中診療部脳神経外科
-
瓢子 敏夫
中村記念病院
-
片岡 丈人
中村記念病院脳卒中診療部脳神経外科
-
片岡 丈人
中村記念病院
-
佐々木 雄彦
中村記念病院 脳神経外科 脳卒中センター
関連論文
- 脳梗塞STA-MCAバイパス術後の過灌流症候群について : 急性期バイパス術の安全性の観点から
- 37 未破裂脳動脈瘤クリッピング術における術中運動誘発脊髄電位(MEP)モニタリング(北日本脳神経外科連合会第28回学術集会)
- くも膜下出血で発症した中大脳動脈解離性動脈瘤の3例
- グリオーマの術前悪性度診断 : ^Tl SPECT, ^1H MRS, ^F-FDG PETの比較検討
- Functional neuronavigation と5-ALA蛍光ナビゲーションを併用した運動領野近傍の悪性グリオーマに対する手術戦略
- 頭蓋内類上皮腫の画像診断 : 特にMRI DWI, 3D-CISSの有用性について
- 橋下部腹側海綿状血管腫の摘出術 : 手術アプローチと脳幹進入部について
- 未破裂脳動脈瘤クリッピング術前後の3D-SSP解析による脳血流評価とMini-Mental State Examination (MMSE)による高次機能評価
- 過去13年間の経年的手術件数の推移からみた脳血行再建術の動向と課題
- 無症候性頸動脈狭窄症に対する血栓内膜剥離術(CEA)の治療成績(無症候性頸動脈狭窄症に対する外科治療)
- テント下破裂脳動脈瘤の急性期処置
- 頭蓋内AVMに対するバルーンカテーテルの応用
- Pterional approachにおけるシルビウス裂開放のコツ : くも膜裏面からの切開法
- 大型海綿静脈洞部内頚動脈瘤の治療的親動脈閉塞における併存動脈瘤への対処戦略
- 内頸動脈瘤に対するTrapping and Radial Artery Graft Bypassの検討
- 前脈絡叢動脈癒着例における未破裂大型内頸-後交通動脈分岐部動脈瘤術中pitfallについて : 内頸動脈の走行,domeの突出方向からの検討(未破裂脳動脈瘤治療に伴うトラブル)
- 両側性頸部内頸動脈閉塞性病変に対するPTA and/or STENT留置
- 過去11年間の経年的手術件数の推移からみた血行再建術の動向
- 重症クモ膜下出血例における経時的脳血流測定 : 手術直後に認められる hyperperfusion area の病態
- 未破裂脳動脈瘤クリッピング術低侵襲化への工夫
- 破裂脳動脈瘤と未破裂脳動脈瘤との比較 : 脳動脈瘤破裂危険因子の推考
- ^I-IMP SPECT (ARG-法)による破裂脳動脈瘤術後脳血管攣縮に対する PTA 適応の検討
- O1-22 けいれん性および非けいれん性部分てんかん重積状態における脳波電位分布と脳血流所見(脳波2,一般演題(口演),てんかん制圧:新たなステージに向けて,第41回日本てんかん学会)
- O2-74 くも膜下出血後のけいれん : 特徴と危険因子について(経過・予後5,一般演題(口演),第42回日本てんかん学会)
- クリッピング後再発脳動脈瘤の手術
- 当施設における未破裂脳動脈瘤の治療選択とその成績(未破裂脳動脈瘤の治療選択)
- 院内診療情報データベースとしての脳卒中データベースの構築と活用
- 小児モヤモヤ病の脳血流SPECTによる病期(重症度)分類
- 院内診療情報データベースとしての脳卒中データバンクの活用法
- 輸血データベースの管理と診療情報管理士の役割
- 未破裂脳動脈瘤の治療適応の検討(未破裂脳動脈瘤)
- 開頭クリッピング術とコイル塞栓術による破裂脳動脈瘤の治療成績
- 中大脳動脈塞栓症と脳底動脈塞栓症に対する局所線溶療法 - 適応基準と治療成績 -
- くも膜下出血で発症した解離性中大脳動脈瘤の3例
- 破裂脳動脈瘤に対するクリッピングとコイル塞栓術の選択とその治療成績
- 治療法選択に問われるべきこと
- 破裂脳動脈瘤に対するクリッピングとコイル塞栓術の選択とその治療結果(どのような症例が clip か, coil か, PA-9 動脈瘤 : 適応と pitfall 回避-治療成績改善のために, 第25回 日本脳神経外科コングレス総会)
- 【1】未破裂脳動脈瘤 : 開頭クリツピング術かコイル塞栓術か
- 93 紡錘状椎骨動脈瘤の臨床的検討(北日本脳神経外科連合会第27回学術集会)
- 傍床状突起動脈瘤の手術解剖と手術手技
- 急性期脳卒中の画像診断 急性期脳虚血にみられる拡散強調画像上の皮質高信号域の残存脳血流量及び発症からの時間への依存性について
- 急性期脳卒中の画像診断 局所血栓溶解療法における脳血流量と脳梗塞出現の有無との関係:133Xe-SPECTによる評価
- 地域医療機関より紹介搬入となったくも膜下出血の現状と問題点
- 体性知覚誘発電位の頭蓋外血行再建術における術中モニターとしての応用
- 頭蓋外椎骨動脈狭窄性病変に対する外科的治療
- 日本脳卒中協会北海道支部と北海道三医育大学の救急医学講座の協力とPCEC/PSLSの開催
- 日本未破裂脳動脈瘤調査の院内LANを使用した随時入力システムの構築と診療情報管理士の関わり
- 髄液腹腔誘導術後の腹腔内嚢腫形成 : 症例報告と文献例の検討
- 高血圧性基底核部出血に対するグリセロ-ルの脳血流改善作用
- くも膜下出血後脳血管攣縮期の脳血流評価における vasoparalysis の頻度と病態に関しての検討
- 経過観察中に増大した未破裂脳動脈瘤の手術所見
- 基本的脳動脈瘤塞栓術での応用手技と pitfall 回避(LS-12 動脈瘤塞栓術の基本と応用, 第25回 日本脳神経外科コングレス総会)
- 1. 脳血管内手術のトレーニング方法(L2-C 血管内手術の基本)
- 脳底動脈瘤治療と治療成績 (特集 脳血管障害の外科--最近の進歩) -- (脳動脈瘤の血管内手術)
- 脳血管攣縮の血管内治療
- 7.脳血管攣縮 : 血管内治療(PS 1 脳動脈瘤の的確な診断と治療)
- Hemodynamic compromise を有する症例における頚動脈ステント留置術の治療成績
- 頚部頚動脈狭窄症におけるICG蛍光血管造影での造影パターンの解析
- 当院におけるrt-PA静注療法 : 平日日中と夜間休日の比較検討
- 動眼神経麻痺を発症した硬膜内脳動脈瘤に対する瘤内塞栓術
- 未破裂脳動脈瘤瘤内塞栓術の周術期合併症
- 当院におけるrt-PA静注療法 : 平日日中と夜間休日の比較検討
- 11. 頸動脈結紮術に対する術前検査としてのballoon occlusion testの有用性
- 57. 段階的 feeder clipping を意図した摘出困難な optico-chiasmal, hypothalamic AVM
- 破裂脳動脈瘤超急性期の脳血管造影時における血圧変動について:-持続血圧モニターによる考察-
- 破裂脳動脈瘤術後脳血管攣縮に対するHypervolemic Hemodilution Therapy:-脳酸素代謝諸量に及ぼす影響について-
- 日-P2-227 ICT感染症ラウンドシート作成システムの構築(感染制御(その他),ポスター発表,一般演題,再興、再考、創ろう最高の医療の未来)
- The Strategy of the Treatment for Arteriovenous Malformations by Gamma Knife Radiosurgery: Importance of Volume
- Surgical Anatomy and Technique for Paraclinoid Aneurysm