ベニズワイ雌の成熟脱皮と初産(短報)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ベニズワイ雌の成熟脱皮から初産にかけての過程を調べることを目的として,2002年及び2003年夏季に着底トロールによってベニズワイを採集し,計548個体の雌を調査した。形態的に未熟な雌および成熟脱皮を終えたばかりの成熟形の雌の卵巣はすべて未熟であったことから,ベニズワイ雌の卵巣の発達は成熟脱皮後に開始することが明らかになった。また,貯精嚢中の精子の有無を調べた結果,成熟脱皮直後に交尾が行われることは少なく,卵巣が発達して初産を行うまでの間の不特定の時期に初回交尾が行われることが示唆された。
- 2006-11-15
著者
関連論文
- 夏季のオホーツク海南西部におけるズワイガニの分布と形態学的成熟サイズ
- 日本海大和堆北東部におけるベニズワイの深度分布と移動
- ベニズワイChionoecetes japonicus雄の相対成長の変化と最終脱皮の可能性
- ベニズワイ雌の成熟脱皮と初産(短報)
- 2004年2-3月に得られた岩手沖のハタハタは日本海から来遊した
- 深海生物採集用大型桁網(Beni-Zuwai 1号)の開発
- 平成15年度第1回中部支部大会を終えて(支部のページ)
- 日本・韓国・中国海洋水産資源シンポジウム
- 隠岐諸島西方海域におけるベニズワイ雌の成長
- 日本海の中深層底棲魚に捕食されたズワイガニ属幼生と稚ガニの水深分布について