モーゼ五書と東洋文化の関係
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概要
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創世記の物語で始まる紀元前9世紀において、口頭や宗教の筆記者たちによって記録されたフィクションや民話の作品としての旧約聖書の大部分を多くの学者たちは見逃している。彼らは創造の話やノアの箱船やノアの大洪水の話を疑問視する。創世紀の話の一部分を認めるのは困難なようである。一方において、ノアの箱舟の話は極東アジアの文化との関連を示す証拠が、実際にあるという点で、大変にめずらしい。モーゼの五書は旧約聖書の初めの五つであるが、紀元前9と6世紀の間に書かれた。宗教の筆記者たちが、洪水や、人種の起源、単独の言語から多くの言語が発展していくこと、大陸の分離といった知識を持つことは、きわめて異常である。時に、書かれたものは、ほんのわずかで科学的知識は限られていた時代であるからだ。この報告書は、極東アジアの古代文化に強い影響力を与えたと思われるモーゼの五書におけるいくらかの証拠を述べる試みである。
- 九州女子大学・九州女子短期大学の論文
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