西洋人学生の日本語研修 : 日本の大学とアメリカの高校・大学の比較
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概要
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外国語を教える教員の多くは、第二言語取得に際して、その言語が話されている国に留学する方が、自国で勉強するよりもはるかに効果的であると考えていると思われる。筆者は1996年北九州市にある九州女子大学付属日本語別科で学ぶ学生達にアドバイザーとして接してきた。そこで彼らの一年間の滞在中における上達度を注意深く観察してきたが、必ずしも日本で学ぶ留学生が、日本語圏以外で学んでいる学生達より優れているとは言えないという印象を得た。実のところ、かつて私がアメリカの高校で教えた生徒達の方が上達が早かったように思う。そこでこの仮説を証明する為、日本語別科で学ぶ学生とアメリカの高校および大学で学ぶ学生を比較しながら調査したが、私の考えが正しかったことを証明する結果となった。
- 九州女子大学・九州女子短期大学の論文
著者
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