Watanabe Tsuneo, Okiura Kazuteru, and the "Defeat" of the Postwar Shinjinkai
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概要
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1947年9月、渡邉恒雄を中心とする東大の学生党員らは、日本の学生に「エゴ」を確立し「公式的極左主義」を克服するよう呼びかけ、戦前の新人会を戦後世代の「新しい生活体験より生み出された理念に基づいて」復活させた。これに対して3ヵ月後、日本共産党は戦後「再出発して以来最大の処分」として、東京大学細胞の解散を命じた。この戦後新人会の解散は、共産党と「近代文学」の間で行われた「政治と文学論争」の文脈で論じられてきた。ここでは、新人会の指導者渡邉恒雄と、共産党と協力し新人会を解散させ、後に全学連の結成に中心的な役割を担った沖浦和光に焦点をあて、戦後学生運動内の政治的対立として分析する。
著者
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