赤十字教育施設における母性看護学実習評価の実態に関する一考察
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
母性看護学実習評価の実態について明らかにすることを目的に、全国の赤十字教育施設において母性看護学実習の指導経験を有する指導者に対して、アンケート調査を実施した。その結果を以下に示す。1.学生は、臨床での豊富な看護の経験者から、指導・評価を受けながら看護実践を習得している。2.実習評価には評価に至るための手段として、段階的基準を設けた評価表を用い、点数化されている。また、看護過程、実習態度、看護技術、記録類提出状況、出席時間、カンファレンス参加状況など総合的に学生を把握し、学習者の成長に応じた評価(形成的評価)をしている。3.指導者は、今後の学習効果を期待・考慮しながら、実習終了後2週間以内に、何らかの形で学生に評価結果をフィードバックしている。その結果、最終的に到達目標に達しているかどうかを確認している。4.評価方法の過程(フィードバック、形成評価、総合評価)については、本学の他科目に敷衍できるように検討する必要がある。
- 2004-03-15
著者
関連論文
- 乳幼児をもつ勤労女性の夜間の育児による睡眠中断の状況
- 母性看護学実習における学習効果の検討 : 分娩見学レポートの分析
- 赤十字教育施設における母性看護学実習評価の実態に関する一考察
- 母性看護学実習における学生の満足度
- 秋田県における高校3年生の性意識と性行動(第1報)