手洗いコンプライアンスの向上を目指して
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概要
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高齢者施設の利用者が、インフルエンザ・ノロウイルス等に感染して重篤な状態に陥ったり、死亡したりするケースが毎年のようにとりざたされている。施設では、そのたびに感染症に対する知識を再確認し、予防対策を徹底している。それにもかかわらず実態は改善されない。感染防止の基本は手洗いである。手指は高齢者施設の利用者への微生物伝播で最も重要な媒体であり、手洗いは微生物移送を減少させ、爪床、手指の微生物の増殖を抑制することができる。手洗いは簡単かつ安価で最も効果があるが、確実に実践されていない現状がある。このことを踏まえて本学介護学生(以下学生)の1年次の介護技術と2年次の施設実習前に手洗いトレーニングを導入し、学生一人ひとりが洗い癖を知って手洗いに関する認識を高め、手洗いを実践できるように指導した。その結果、手洗いに対する関心を持つようになり、有効な手洗い方法を体感することができた。
- 東大阪大学の論文
- 2006-03-15
著者
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