ミキサのIQインバランスを改善するための一検討(コグニティブ無線,パネル討論,一般)
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概要
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無線通信の高速化に伴いフロントエンドにおける信号劣化の低減が求められ,特にIQインバランスの改善が着目されている.Zero IFとLow IFトランシーバにおいてIQインバランスの劣化が生じる要因は幾つかあるが,直交変調器と直交復調器における不完全性は大きな要因のひとつである.この改善策として回路技術による改善策やキャリブレーションによる補償方法など幾つもの方法が提案されている.本稿ではフィルタによって直交変換を行った後にミキサで周波数変換を行うダブルクオドラチャミキサ(DQM)に着目し,直交変換を行うフィルタにSAWトランスバーサルフィルタを採用する検討とSAWフィルタの試作を行った.そして,その良好なIQインバランスを生かすための受信機構成についての検討も行った.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2006-11-22
著者
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