2つの中間バス電圧を用いた新しい2段コンバータ(回路・制御技術関連,一般)

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概要

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現在、情報通信機器用の分散給電システムとして、2段コンバータ方式が注目されている。この方式は、1段目の非絶縁形コンバータと2段目の絶縁型コンバータから構成され、1段目で出力電圧制御を行い、2段目で電圧変換を行う。ただし、この2段方式は、部品数の増加による高コスト化や、制御に絶縁が必要といった問題点があり、実用化には至っていない。そこで本論文では、2つのバス電圧(例: 12V・48V)を用いた新しい2段コンバータ方式を提案する。本方式を用いることにより、1段目の制御用コンバータを大幅に小型化・低コスト化でき、また制御の絶縁も不要である。さらに、一般的な分散給電システム、つまり、12Vの中間バスと降圧形コンバータからなるシステムとの互換性があり、より柔軟な設計が可能となる。
2006-11-03

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