「高層建築における煙突効果による隙間風の予測方法と防止対策-隙間風負荷の正しい評価のために-」シンポジウム報告(NEWS,学会短信)
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概要
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環境工学委員会・建築設備分科会・建物の煙突効果隙間風小委員会主催による表題のシンポジウムは,昭和60年2月6日午後1時半から5時半にかけて,43名の参加を得て,学会会議室で行われた。本シンポジウムは,「事務所建築の煙突効果と隙間風小委員会」(昭和55年4月〜昭和59年3月,主査:村上周三,構成委員は下記の現小委員会と同じ)が,足かけ4年にわたる調査研究を通して得られた成果内容を会員に報告し,意見を仰ぐことを目的として開催されたものである。シンポジウム資料に基づいて長時間にわたり報告された後,最後まで活発な討論が行われ,実り多いシンポジウムであった。小委員会では,討論の結果を踏まえて,委員会報告として研究成果を建築雑誌に掲載する予定である。シンポジウム資料は学会より入手可能である。なお,小委員会の構成は次のとおりである。主査:村上周三(東京大学生産技術研究所),幹事:吉野博(東北大学),委員:大高一博(日建設計大阪本社),小峰裕己(国立公衆衛生院),戸河里敏(鹿島建設技術研究所),西岡利晃(大林組技術研究所),新田勝通(京都工芸繊維大学),早川真(鹿島建設技術研究所),渡辺健一郎(大成建設)。司会は村上,副司会は吉野が担当した。村上による開会挨拶および"隙間風による環境障害と研究の必要性"と題する主旨説明が行われ,続いて井上宇市(早稲田大学)および石野久弥(宇都宮大学)が第三者的立場から,それぞれ"高層建築における煙突効果の実態"と"現行負荷計算体系における問題点(HASPを中心として)"について報告した。次に,委員会の成果報告として,早川が"新しい隙間風推定法(外壁面積法)"について,渡辺が"各種計算法による基準階の隙間風推定値の比較検討"について,大高が"暖房時の隙間風負荷に関するケーススタディー(基準階を中心として)"について述べ,最後に西岡が"隙間風に関する諸問題と防止対策"としてまとめを述べた。
- 社団法人日本建築学会の論文
- 1985-04-20
著者
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