精神疾患をもつ患者の喫煙について : 日本と主要国との比較
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概要
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精神科患者の喫煙について、わが国と他主要国における実態を比較するため和書および洋書の検索を行った。その結果、わが国における精神疾患をもつ患者の喫煙に対しての禁煙指導は他主要国と比較して遅れていることが分かった。わが国では精神科患者の喫煙については依然として、是非の段階であり、賛否両論に分かれているのが現状であることが明らかとなり、この集団の禁煙指導にまで至っていない。喫煙は眠気、不安、錐体外路症状については一時的な短期間の軽減効果がみられるが、身体全組織への悪影響、受動喫煙、経費、さらに抗精神病薬の血中濃度の低下などから健康への害は、はるかに大である。従って精神科患者に対する禁煙指導法については、洋書文献より選出してわが国でも応用できるのではないかと考えた。
- 埼玉県立大学の論文
著者
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