オブジェクト指向モデルに基づいたシームレスな教育フレームワークの試作
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概要
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本論文では、オブジェクト指向モデル、マルチエージェントモデル、知識工学における知識の体系的表現法に基づいて事象をモデル化し、諸問題を発見・解決に導くための科学的思考法と、専門知識をコンポーネント化しその知識をシームレスな学問分野の教育に応用する方法を検討する。知識をコンポーネント化することにより、教育者間の知識の共有化をおこなうとともにその知識のコンピュータシステム上への実装方法を提案する。そして、それに基づく教育用フレームワークを検討する。本研究の着目点は、大学数育の多くは、「現実世界で発生する事象から問題を発見し、それの解を求める能力の養成」であると考え、これまで提案されてきた社会プロセスのモデル化技術や知識工学的知見を用いて問題解決や知識の科学的活用法に関する研究成果を教育分野に応用することである。本研究では各分野の専門知識は、オブジェクト指向とマルチエージェントモデルの考え方に基づいてコンポーネント化して統合する。この統合は、マルチエージェントモデルの考え方を導入し、ロバスト性を維持する。さらに各コンポーネントの統一したインターフェイスを設計し、相互に情報をやり取りし、専門知識を共有する。最後に本研究の応用例の展望についても検討する。
- 長野大学の論文
- 2006-03-31
著者
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