機械視覚からの情報に基づいたレンダリングアルゴリズムの開発(研究A,2004年度長野大学地域研究・一般研究助成金による研究報告)
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概要
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本年度の研究は、高品質で安定した物体の映像化のために機械視覚に基づいた画像生成手法に関する研究を行った。物体の映像化には、照明、物体表面反射特性、視覚系の三者のモデル化が必要である。本報告では、映像化する物体の表面構造のモデル化とそれを計算機視覚に基づいて映像化する方法に重点をおいて述べる。本手法の特徴は物体表面のモデル化において、Torrance-Sparrowモデルをボリュームモデルに適用して光反射の記述精度を向上させる。またボリュームデータの階層的モデリング手法を提案し、少いメモリ容量で複雑な表面構造をモデリングする。機械視覚のモデル化のためにデジタルカメラの幾何特性や色応答特性を述べる。またその機械視覚のモデルに基づいて、画像から実シーン中の物体の表面反射特性をボリュームモデルを用いて獲得する方法を述べる。ここで獲得した各種情報から、ボリュームデータの画像生成法を提案する。ここでは特に人物のコンビュータグラフィックス映像の生成を対象とする。カメラ系で計測したデジタル画像から映像化に必要訓育報の獲得方法を提案し、獲得情報に基づいて映像化を行う。
- 2005-09-30
著者
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