老人病棟入院医療管理料病院における介護職員の現任教育の実態と関連要因の分析
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概要
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全国339カ所の老人病棟入院医療管理料採用病院に対して、介護職員の人事・労務管理に関する質問紙調査を行い、介護職員への現任教育の実態を解明しその関連要因について探索的に分析した結果、以下のような知見を得た。1)ロジスティック回帰分析を用いて、介護職員研修の実施状況5項目に関連する要因を各々分析した結果、病院のケア・ミックス体制を採用する病院や病床規模の大きい病院ほど、新人研修および在職者研修の実施率が高い傾向が認められた。また、同じく病床規模の大きい病院ほど、研修の年間計画作成の実施率が高かった。2)重回帰分析を用いて、介護研修実施の充実度に関わる要因を探索した結果、介護職員の平均年齢が若い、市区部に所在している、ケア・ミックス体制を採用している、介護職員の業務体制が自立的であるといった痛院ほど、介護研修において基本的な項目がより多く実施されている傾向が認められた。
- 群馬大学の論文
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