看護学生のタッチによる看護の質の変化
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概要
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看護学生の患者へのタッチによる,看護の質の変化について明らかにすることを目的に,看護学生9名に半構成的面接を行った。内容の質的帰納的分析の結果,100のコード,29のサブカテゴリー,10のカテゴリーを抽出した。タッチによる看護の質の変化は【患者との距離感】【タッチ効果の気づき】【患者への親近感】【意識的なタッチ】【タッチ効果の確信】【自己効力感】【患者に対する思いの深まり】【タッチの無意識化】【患者に寄り添う看護】という経過をなしていた。タッチに関与した因子は,患者の年齢・性・自立度・反応,タッチの目的・方法・状況だった。タッチによる患者との人間関係の深まりは,看護学生の看護の質を向上させる。
- 2005-12-25
著者
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