日本の看護教育の歴史的検討と今後の課題
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概要
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戦後,日本の看護教育はカリキュラムの改正や多数の理論の浸透など格段に向上したが,看護の専門性や実践レベルの向上は進んでいない。その理由を養成制度やカリキュラムを取りあげ考察した。背景には,養成制度の複雑さ,教員確保の政策的な取り組みの不足,医療のパターナリズムと看護師の依存および自律性の不足,保助看法の指定規則による拘束,実践教育の軽視等が関与していると考察した。今後の課題として,養成制度上の問題の解決,自律した実践者の育成のためのカリキュラムの検討が必要である。また学生個々の能力を引き出していく上で教員の質の向上も課題である。
- 島根県立看護短期大学の論文
- 2003-03-31
島根県立看護短期大学 | 論文
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