コンテンツを重視した教材による英語リーディング指導の効果 : 事例研究を題材としたテキストに対する学生の評価から
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概要
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本実践報告は、内容中心教授法(Content-based Instruction)の考え方に基づいて開発された看護学生用リーディング・テキストに対する学生の評価と実際にテキストを使用して行われた英文読解指導の効果について調査した結果を報告するものである。半期・10回のリーディング指導の後で行った授業アンケートの回答をもとに考察したところ、看護の事例研究を題材として取り上げた内容重視の教材を使用したことにより、看護学生の英語の授業内容に対する興味が高まり、看護過程に沿って授業を展開したことにより、文の内容とのインタラクションが促進され、その結果として、内容に対する価値判断を伴ったアクティブな読解活動へと進ませる効果があることがわかった。また、コンテンツを重視した教材を使用して、速読練習を継続して行うことにより学習者の速読力および読解力にどのような変化が現れるかを調査した結果、速読練習は理解度を伴った速読力を向上させ、学習者の読解力そのものを改善する上でも効果があることが確認された。
- 2006-03-01
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