大木6式土器の諸系統と変遷過程
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概要
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縄文時代の長距離におよぶ人間集団の移動を把握する準備として,前期末に東北地方中〜南部に分布した大木6式土器の細い変遷過程を整理した。大木6式は長胴形と球胴形の2種類を主体とする組成で,それぞれにさらに北部と南部を中心とする地域差がある。北部では長胴形と球胴形の文様が類似するので,後者を「長胴系文様の球胴形」と呼ぶ。南部の球胴形は北部と異なる文様帯の配置で,浮線文を有するものが多いので「浮線文系球胴形」と呼ぶ。この浮線文球胴形は北部に対する進出力が強いだけでなく,中部日本の土器と多くの共通性を保持し,土器情報の伝達という役割を担った。これらの諸系統の並行関係を考えながら全体を5期に分け,中部日本の細分編年と対比させた。
- 東京大学の論文
- 2006-03-31
東京大学 | 論文
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