108 石灰石粉を軟度良化材として混和したコンクリートの性状に関する研究(材料・施工)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
従来からコンクリートに、軟度良化の目的で使われて来たポゾラン・フライアッシュの類は、何れも軟度良化と長期圧縮強度増進の点では優れていたが、その主成分がシリカ・アルミナであるため、コンクリートのアルカリ性消失を早める欠点があるので、鉄筋コンクリート構造用コンクリートの軟度良化材として使用することは、鉄筋の寿命を短かくするおそれがあると思われる。石灰石系統の微粉末はシリカ・アルミナを殊ど含まず、その主成分は、炭酸カルシウムであつて、長期にわたつて、コンクリートと共に安定であると考えられる。本研究は、この趣旨に沿つて、石灰石を微粉砕したもの、および化学的処理によつて得られた炭酸カルシウムを主成分とする同様の微粉末を軟度良化材としてコンクリートに混和することを実験した。実験は計3回行つた。以下順次説明する。
- 社団法人日本建築学会の論文
- 1957-07-30
著者
関連論文
- 韮山反射炉保存工事について
- 5.コンクリートにおよぼす型わくの影響に関する研究 その2 : 仕上り面の強度・吸水率および中性化速度について(材料・施工)
- 5. 新しい表面活性剤の試験報告 : ニトロフミン酸物貭を混和したコンクリートのワーカビリチと強度について
- 10. AE剤や石灰石粉を混和した軽量コンクリートのワーカビリチと強度に関する研究
- 1048 コンクリートにおぼす各種型わくの影響に関する研究(材料・施工)
- 1044 コンクリートにおよぼす型わくの影響に関する研究(材料・施工)
- 108 石灰石粉を軟度良化材として混和したコンクリートの性状に関する研究(材料・施工)