三重臨界温度近くにおけるPS-t-Decalin臨界組成溶液のソフ化(一般・音波物性)

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概要

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2003年度の音波の物性と化学討論会において、PS-t-decalin臨界組成近傍の溶液群について、臨界組成よりも高濃度の溶液が三重臨界温度(τ=1/√N)より高温度領域の一次相転移線上で臨界加速現象を示すことを、音波緩和の結果から報告した。この結果基づき、PS-t-decalin系の臨界組成近傍で、溶液の弾性率について、再検討した。その結果、この系は測定領域内でみかけの三重臨界現象を示した。昨年のこの討論会の報告中の一部データに取り扱いの誤りがあり、再検討結果を報告する。結果は、このソフト・ポイントでは三重臨界現象類似の弾性率の測定結果だが、係数uの負の領域は狭く、一次相転移は割合狭い領域であり、2次相境界線にあたる6u^2/5cの値は通常の場合と逆に高温側で直線となり、低温側で羽根の形を示した。
社団法人電子情報通信学会の論文
2006-10-12

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