無線環境におけるスケーラブル映像配信に向けた予測再送制御(VPN, NAT,ネットワークセキュリティ,DDoS, P2P及び一般)
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概要
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インターネット上での動画通信において,パケットの損失を修復しつつ実時間性を確保する技術として,FEC (Forward Error Correction)とARQ (Automatic Repeat reQuest)を組み合わせたFEC/ARQ併用方式がある.本稿では,無線環境下でのスケーラブル映像配信に向けたFEC/ARQ併用方式のための予測再送制御を提案する.提案手法では,無線リンクの状態を予測するために,受信端末が一定間隔で送信端末にプローブパケットを送信する.送信端末が一定時間NACKまたはプローブパケットを受信しなければ,送信端末は無線リンクがバーストロス状態にあることを検知し,バーストロスによって損失したと予測されるパケットを再送する.また,予測再送に伴うバッファ管理についても検討を行う.シミュレーション評価より,提案手法は既存FEC/ARQ併用方式と比較して,基本及び拡張レイヤのパケットをより確実に伝送できることが判明した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2006-09-07
著者
-
増山 博之
京都大学大学院情報学研究科
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笠原 正治
京都大学大学院情報学研究科
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高橋 豊
京都大学大学院情報学研究科
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内田 祐介
(株)KDDI研究所
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内田 祐介
京都大学大学院情報学研究科
-
板倉 英三郎
ソニー株式会社B2Bソリューション事業本部
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砂原 星
ソニー株式会社B&P事業本部
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板倉 英三郎
ソニー株式会社プロフェッショナルソリューションズネットワークカンパニー
-
Uchida Yusuke
Graduate School Of Informatics Kyoto University
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砂原 星
ソニー株式会社b&p事業本部
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板倉 英三郎
ソニー株式会社b&p事業本部
-
板倉 英三郎
ソニー株式会社
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増山 博之
(独)土木研究所 土質・振動チーム
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