Clostridium difficile関連下痢症に対する塩酸バンコマイシンと生菌整腸剤の併用効果に関する検討
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概要
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The aim of the present study was to investigate the effect of Clostridium butyricum, a probiotic drug, when combined with vancomycin in the treatment of Clostridium difficile-associated diarrhea (CDAD). Seventy-one patients suffering from CDAD were divided into 3 groups: vancomycin alone group, vancomycin with Streptococcus faecalis group and vancomycin with Clostridium butyricum group. The daily stool frequency for patients receiving vancomycin alone at 2 days was 3.9/day. For patients receiving vancomycin with C. butyricum, this parameter was significantly lower than in the vancomycin alone group (p<0.05) but this was not so for the vancomycin with S. faecalis group. In addition, the treatment period with vancomycin was reduced when it was co-administered with the C. butyricum probiotic drug. These results indicated that the combination of vancomycin and C. butyricum had a beneficial effect in the treatment of CDAD.
- 日本医療薬学会の論文
- 2006-10-10
著者
-
伊藤 清隆
熊本労災病院呼吸器内科
-
佐藤 泰彦
熊本労災病院インフェクションコントロールチーム
-
森口 美琴
労働者健康福祉機構 熊本労災病院臨床検査部
-
横山 博
独立行政法人労働者健康福祉機構九州労災病院薬剤部
-
丸山 久美子
労働者健康福祉機構 熊本労災病院薬剤部
-
藤井 裕史
労働者健康福祉機構 熊本労災病院薬剤部
-
高橋 利弘
労働者健康福祉機構 熊本労災病院内科
-
伊藤 清隆
労働者健康福祉機構 熊本労災病院内科
-
佐藤 泰彦
労働者健康福祉機構 熊本労災病院臨床検査部
-
横山 博
労働者健康福祉機構 熊本労災病院薬剤部
-
藤井 裕史
健康保険八代総合病院薬剤部
-
丸山 久美子
熊本労災病院インフェクションコントロールチーム
-
藤井 裕史
八代総合病院薬剤部
-
森口 美琴
熊本労災病院中央検査部
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