組織的ディザ画像のテーブル参照型逆ハーフトーン方式における平坦領域検知と座標情報利用効果(チュートリアル)
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概要
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2値画像の多値ディスプレイ表示、ハーフトーン画像やハーフトーン化手法の評価のために、逆ハーフトーン化(IH)処理が有効である。本報告では周辺画素パターンを利用したテーブル参照型IH方式を組織的ディザ法に効率的に適用する手法を提案している。まず、組織的ディザ法で高い頻度で現れる平坦領域パターンに着目し、平坦領域を検出して独立にIH化することによるテーブルサイズの縮小効果を検討した。次に非平坦領域については周辺画像情報に加え、注目画素の座標情報をテーブル入力情報に加える効果を検討した。評価は復元画像のSNRで行なうこととし、ドット集中型とドット拡散型の2通りの閾値配置例について調査した結果、平坦領域検知による分離IH化処理は復元画質と汎用性の向上に役立ち、条件によっては座標情報の利用がさらに性能の向上をもたらすことも確認できた。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2006-09-28
著者
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