モバイルサービスにおけるユーザ効用とユーザコストの定量化手法(学生ポスターセッション,超高速モバイル通信時代のマルチメディアアプリケーション及び一般)
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概要
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ユーザの満足度(効用)は,一般に,映像コンテンツの符号化レートなどのサービス品質で決定される.モバイル環境においては通信路品質の低下やユーザのアクセス集中が原因でサービス品質が劣化すると十分な効用を得ることはできない.そこで,ユーザに移動先や待機時間,可用メディアの情報を提供することで,ユーザの行動を誘導すること(ユーザ誘導)により高い効用を獲得することが提案されている.この場合,ユーザ効用とユーザ誘導によるユーザの不満度(コスト)を加味したユーザのサービス価値が重要となるが,これらの関係はまだ定量化されていない.本稿では,モバイルサービスにおけるユーザ効用ならびにユーザコストの定量化手法を提案する.モバイル環境でのユーザ効用は電波環境すなわちサービスを利用する位置に強く依存するため,本稿では,コストとしてユーザが一定のユーザ効用を得るのに必要な移動距離のみを考える.主観評価実験によるユーザ効用とユーザコストの実測手法を提案し,これらを定量化する方法について述べる.
- 2006-07-14
著者
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