ホリスティック感性教育によるコミュニティビジネス実践論 : 「"ミニたまゆり"子どものまち」プロジェクト事例研究
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概要
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筆者は本学人間福祉学部地域福祉学科で地域ベンチャーやコミュニティビジネスの実践に関する研究と教育を行っている者である。今年2月に,ある研究会でたまたまドイツのミュンヘン市で2年に一度開催される「ミニ・ミュンヘン子どものまち」の紹介を受け,それが子どもたちが遊びながら働き,自分たちでまちづくりをする擬似社会体験の場であることを知った。知識を補完し豊かにする感性を重視し,いのちのつながりを広くかつ深く追求するホリスティック感性教育をコミュニティビジネス実践の場で実現しようとしている筆者にとって,「ミニ・ミュンヘン」は格好の教材と思われた。したがって「ミニ・ミュンヘン」のコンセプトを生かしながら田園調布学園大学でも子どものまちづくりを支援する「"ミニたまゆり"子どものまち」プロジェクトを実行することを企画した。企画に当たって,筆者の専門演習の学生を実行委員とする"ミニたまゆり"プロジェクトチームを編成すると同時に,マーケティング戦略とプロジェクト・マネジメント手法を導入して目的達成を確実とするための対策をとった。今年11月5日と6日の両日予定通り"ミニたまゆり"イベントが開催され,500人以上の子どもたちが来訪した。子どもたちは生き生きと働き,おカネを稼ぎ,そのおカネでものを買うという初めての体験をして"ミニたまゆり"を楽しんだ。全般に"ミニたまゆり"は好評で,第1回目の催しとしては所期の目的を達したものと考える
- 2006-03-17
著者
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