有明海におけるホトトギスガイ(イガイ科)の幼生加入過程
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概要
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筆者らは、ホトトギスガイの底生個体群の形成・維持機構を解明するために、幼生加入過程を研究した。1997年2月から1998年12月にかけて、有明海東岸の20 km離れている2つの河口干潟において、浮遊幼生、着底稚貝、稚貝、大型個体の密度変動を調べた。1998年の大型個体を別にすれば、どの成長段階においても滑石より川口の方が密度は高かった。川口の着底稚貝・稚貝・大型個体の各成長段階の密度が滑石よりも高いのは、浮遊幼生の密度が高いことに起因していると推察される。
- 日本貝類学会の論文
- 2001-06-30
著者
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石井 亮
三重大学生物資源学部
-
関口 秀夫
Faculty of Bioresources, Mie University
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石井 亮
Faculty of Bioresources, Mie University
-
川上 真司
Faculty of Bioresources, Mie University
-
中原 康智
Kumamoto Prefectural Fishery Research Center
-
陣内 康成
Kumamoto Prefectural Fishery Research Center
-
川上 真司
Faculty Of Bioresources Mie University
-
関口 秀夫
Faculty Of Bioresources Mie University
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