南シナ海産イトグルマガイ科の新種
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概要
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鈴木正次氏は南シナ海から採集したイトグルマガイ属の標本を国立科学博物館に寄贈された。その1種はカラタチイトグルマガイColumbarium spinicinctum (v. MARTENS, 1881)であるが, もう1種は新種でトゲトゲイトグルマガイColumbarium suzukii HABE and KOSUGEと命名した。この新種は殻が堅固で螺塔は太く, 螺層には肩に著しい棘列, 縫合の上に小さい棘列があり, 体層にはさらに殻底に1棘列があるのが特徴である。また水管嘴上にも棘列がある。
- 日本貝類学会の論文
- 1972-09-30
著者
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