部分空間法とSVMを用いた2次元画像からの360度方向顔・顔部品追跡手法(テーマセッション(1),人の検出・計測・認識)
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概要
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本稿では,複数の部分空間を用いたズレのモデル化に基づく領域追跡の手法について概説するとともに,その性能について紹介する.提案する領域追跡法は,従来用いられてきた単一の部分空間を用いる方法(固有空間法)の拡張として位置づけられる複数の部分空間を用いる方法(部分空間法)であり,ズレをクラスとした識別の繰り返しにより,逐次的に真の領域に近付いていくのが特徴である.識別に軸を共有しない複数の部分空間を使うことで,特徴空間軸の回転を含む高次の統計を利用することができるようになり,位置ズレに対してより鋭敏で安定な追跡器を実現することができる.実験を通して本手法により,背景・照明が変動する環境において360度回転する人の頭部であっても追跡が可能であることを確認した.また,SVMを用いた位置パラメータ推定と可視・不可視の識別により,上記頭部画像から目・鼻などの顔部品位置を推定し同様に追跡を行う手法についてもあわせて実装・評価を行った.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2006-05-18
著者
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